中学生でもわかる税金の話し
こんにちは!
今回は学校ではあまり教えてもらえない税金のお話をしたいと思います。
では、何故学校で教えてくれないのか??
それは国民から税金が取れなくなるからです!
なので、税金の仕組みが分からない初心者の方にはすごくためになる話です。
こんな方におすすめです!!
・給与明細の見方が分からない!
・控除ってなに?
・税金ってどれだけ給与から引かれるの?
収入と所得の違い
みなさん!
「収入はいくらですか?所得はいくらですか?」
この違い分かりますか?
簡単に言うと
収入とは・・・給与の支給額面
所得とは・・・控除を引いた額
控除とは?
個人個人の生活環境の違いを公平に反映させるための制度
簡単に言うと「公平性」にすることです。
①初めに収入から引かれる控除が給与所得控除があります。
この給与所得控除は収入額に応じて決まった金額が引かれます。
国税庁のHPを見ればわかります。https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm
例えばサラリーマンで年収4,000,000円で計算すると、
給与等の収入金額が3,600,000円超~6,600,000円以下になり
給与所得控除額が収入金額×20%+540,000円を見て計算します。
【計算式】
4,000,000円×20%+540,000円=1,340,000円
つまり年収4,000,000円の人なら、1,340,000円の給与所得控除が受けられることになります。
こんなイメージです!
収入金額−給与所得控除=所得
②次に所得から引かれるのが所得控除
その人の環境によってかわる変動型の控除となります。
・結婚・医療・寄付など14種類ほどあります。
<所得控除14種類一覧>
- ・基礎控除
- ・医療費控除
- ・雑損控除
- ・寄附金控除
- ・生命保険料控除
- ・地震保険料控除
- ・配偶者控除
- ・配偶者特別控除
- ・扶養控除
- ・社会保険料控除
- ・小規模企業共済等掛金控除
- ・障害者控除
- ・寡婦控除
- ・勤労学生控除
所得−所得控除=課税所得
2つの控除を引いてから税計算になります。
課税所得とは
全ての控除(給与所得控除・所得控除)を引いた金額が課税所得となります。
ここから所得税が計算されます。
【給与収入所得税までのイメージ図】
所得税とは
国税+住民税と一緒に考えていいと思います。
国税とは・・・課税所得額によって支払う金額が変わります。
これが累進課税制度で5%~45%です。
お金をたくさん稼いでる人は税金が高いってことです。
住民税とは・・・都道府県と市区町村に支払います。10%です。
国税+住民税=15%~55%になります。
この表を見て計算すれば大丈夫です!
上記の表を見て課税所得の項目に沿って計算すればOKです。
収入から手取りまでの計算イメージ
サラリーマンA君
・年収400万
・独身
・所得控除はない(環境によって変わる)
①400万×20%+54万=134万←給与所得控除額
②400万−134万=266万←課税所得
③266万×20%−9.7万=42.3万←所得税
④400万-42.3万=357.7万←手取り
最後に課税所得から社保も引かれますので手取りはもっと少なくなります。
まとめ
所得税とは収入金額から計算されるのではなく、
課税所得から計算されます。
なので控除額が多ければ所得税は下がることになります。